LEA SALONGA(リア・サロンガ)さんという、
フィリピン人歌手のコンサートを聴きに行きました。

リア・サロンガさんはアジアの歌姫、
ブロードウェイでは最も有名なアジア人女性であろうということを、
トラーリは今回の舞台で初めて知りました。
今回はBSO(バンコクシンフォニーオーケストラ)の伴奏で、
ブロードウェイミュージカルやディズニーの楽曲をメインに
全16曲のプログラムの予定でしたが、
彼女の急な体調不良のため、プログラムに一部変更がありました。
第1部。彼女が舞台に現れてすぐ、2日前からバンコク入りしたが
喉をこわしバンコクホスピタルに入院していたことを打ち明けました。
リハーサルでもほとんど声を出せなかったという彼女。
ものすごいプレッシャーであったと察しますが
それを言わなかったら誰にも気づかれないほど
安定した歌唱力と感情表現でした。素晴らしかったです。
さすが7歳の頃からフィリピンで舞台を中心に活躍していただけあります、プロですね。
トラーリは第1部最後の「Miss Saigon」の「I'd Give My Life For You」では
涙が出そうになりました。
第2部。体調不良のため全曲を歌い上げる自信がなかったせいか、
指揮者(彼女の実の弟さん)のアイデアで、
途中、タイ人の女性歌手をゲストにむかえました。
ムーランの「Reflection」を一緒に歌ったのですが、
正直言ってこれはイマイチでした。
(二人のレベルが違いすぎます)
それにつづき、彼女がオーディエンスに
「次の曲、わたしと一緒に歌ってくれる人いない?」
と問いかけると、勇者が4名ステージに走り出てきました。
(すべて男性でフィリピン人3名、タイ人が1名)
「A Whole New World」を1パートずつ歌ったのですが
素人とは思えないほど素晴らしく、会場は総立ち、拍手喝采でした。
(これが昨夜の舞台で一番の盛り上がりとなりました)
彼女自身、ひとつひとつの舞台がオーディエンスに助けられていることを知り
幸せを感じた舞台だったのではないかと思います。
魅力的なアジアの女性シンガー、リアさん。
いつか機会があれば彼女のミュージカルを観たいですね。
〜LEA SALONGA(リア・サロンガ)さん略歴〜
1989年「Miss Saigon」のオーディションに受かり、オリジナルの「Kim」役を演じる。
1991年Tony賞の主演女優賞を受賞。
アジア人で初めて「Les Miserables」ブロードウェイ・ロンドンの舞台でエポニーヌを演じる。
1999年にはブロードウェイの「Miss Saigon」に復活。
2004年に日系中国人と結婚し、現在は一女の母。

リアさんのポスターの前で写真撮影をするフィリピン人の子供。
ちなみにタイの国民的アイドル「バード・トンチャイ」さんも聴きに来ていました。
(前にグラミーでお見かけしましたが、相変わらずお肌つるつるでした)
posted by tora-ri at 11:53
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トラーリ日和