クーデターが発生した日とは思えないほど平穏でした

とは云え、政変、クーデターです
戒厳令が発令された大事件ですので
甘くみていてはいけません
タクシン支持派とクーデター派のあいだで、
いつ過激な衝突が起こるか分からない・・・
午前9時のソンティ陸軍最高司令官の記者会見が報道されるまでは、
誰もが不安を抱いていたと思います
でも午後のニュースでは、
国民が軍人に食料や水、花などを差し入れている姿が多数見られ、
クーデターを支持していることが伺えました
(ある調査によると、タイ国民の8割が
今回のクーデターに支持しているそうです)
このクーデターを機にタイ情勢が正常化し、
漠然としながらも「今より良くなる」と皆、確信しているのです
後で聞いた話ですが、
今日、反タクシン派が市内でデモを行う予定だったそうです
タクシン支持派と反タクシン派が衝突すれば
多かれ少なかれ流血の事態を招く可能性があります
それを阻止すること、
分裂しかけた軍の指揮を統一させること、
そのために、
タクシン前暫定首相を速やかに追放して
民主主義体制に忠実な人物を次期首相に指名すること、
市民の血を流さずに、
タイミング良くタクシンとその家族を無事に海外へ逃がし、
その間に暫定政権を軍に譲渡させ、
早急に新内閣の準備をさせる
市民の血を一滴も流さずに・・・
こんな聡明な計画を企て
陸海空3軍司令官を動かせる人物とは、
さて、いったいどなたでしょう
タイ国民はそれを知り、
今回のクーデターを支持しているのでしょう
黙認に対する黙認です
だから、気持ち悪いくらい穏やかなのでしょうね
さ、明日からまた通常通り営業!