マルコ・ポーロが上陸したと言われる港町、ベルワラを目指していた
コロンボから約60km、
ベルワラ市内に入ったが繁華街と呼べるような場所はほとんど見当たらない
そのうちに、
なぜか寂れた漁村に迷い込んでしまった

太陽の日差しが映る海面の美しさに思わず車を止め、浜辺へ降りてみた

そこに、窓も扉もないベーカリーが一軒

ロールケーキとミルクパンを新聞紙に包んでもらい、30ルピー(≒30円)を支払った

店主は「ここは津波にやられて、もう何も残っちゃいないさ」と言いながら
空の冷蔵庫を開け苦々しい笑いを浮かべた

物珍しさに駆け寄ってきた子供たちは屈託のない笑顔でわたしを囲んだ

子供達の瞳が忘れられない
波の静かな入江 ベルワラの漁村

浜辺を歩く山羊@Beruwara